O滞|梅田哲也
148 x 210mm | 392頁 | 並製本+ビニールカバー
本書は、カタログや記録集ではなく、回遊や映画上映に続く『O滞』の連作であり、梅田は〈作品の一片が物質ごと流通するメディア〉として本書を制作しました。尾中俊介(Calamari Inc.) とのコラボレーションによる全392頁、日英両面開きの回文構造。梅田による初めての長文エッセイ、映画台本のほかに、正路 佐知子 (福岡市美術館学芸員) による寄稿。そして本書を最大に特徴づける要素として、写真家・天野祐子が『O滞』を通じて別府を切り取った写真が、全編にわたり展開します。別府の展覧会を体験する人にとっては、作品体験がより重層的なものとなり、展覧会に訪れていない人であっても、本書を通して梅田作品の奥深さに触れることができるでしょう。
『O滞』再公開の会期中(2021/12/18[土]~2022/02/13[日] ※毎週火曜・12/28~1/6休み)は別府ブルーバード劇場2階(別府市北浜1丁目2-12)でも販売しています。